朝から天気も良く穏やかな気候。
東京からの支援品を品目別に小分けし、3部隊に分かれて
物資は、個人の方からの衛生用品が中心です。
現在は、衛生面の需要が高まっています。
仙台での協力団体・「ふうどばんく東北AGAIN」の通常の支援先に
現状確認と支援物資を提供しにいきました。
全5台の車で、仙台市、名取市、岩沼市、東松島市、加美郡へ配送。
避難所、児童養護、高齢者、障害者施設、ホテル、協力NPO等、16箇所に食品・生活物資を届けました。
全域的に電気は数日前から通っているものの
水道・ガスは依然不通の地域が多く、
被災後、一度も風呂に入れず、トイレなどの衛生環境も整っていません。
故に、衛生用のウエットティッシュの需要が高まっております。
IH調理器がある施設は、ようやく煮炊きができるようになったものの
そうでない施設は残り少ないプロパンガスを頼りにお湯を沸かしています。
もちろん次のプロパンガスの配送またはボンベの交換の目処は未定です。
私たちフードバンク以外にも市役所や他団体からの支援品配給もあるものの
十分な量ではありません。
一番の問題はガソリン不足。市内のガソリンスタンドは
どこも数kmの行列ができています。
各施設の食事は、大人は一日2食、児童施設の子供は3食。
1度の食事につき、おにぎり1個と漬物・お茶、
またはふかし芋、具なしの焼きそばなど節約が続きます。
不足しているのは、たんぱく質。
シーチキンや肉類などの缶詰を望む声が多くありました。
児童養護施設は物流が回復していないなか、
紙おむつと粉ミルクが足りない状況。
贅沢は言えないけれども、
そろそろ、おやつやジュースをあげたいという職員の皆さん。
高齢者施設のニーズでは介護用オムツとお尻拭き、ウェットティッシュ。
トイレットペーパーなどの消耗品はとりあえず2~3日の備蓄状況。
施設への物資供給は少しずつ改善されているものの
あるものと無いものが明確に分かれています。
望まれている物は温かい食事。
おにぎりも別のところで作っているので冷めていますし、
温かいものを出す、手段がありません。
連日続く寒さもありますが、心にも温かいものが喜ばれます。
東京から提供受ける支援物資を一次保管し、
適切に配送したいと模索していました。
不思議な縁が働き、
仙台市内の浄土宗寺院さんが場所を提供してくださいました。
ニーズが刻一刻と変化するなか、在庫を持つことによって、
必要なときに必要なものを届けることができます。
*本日の配送
配送地域
名取市、岩沼市、東松島市、加美郡、仙台市内
提供先数
32箇所
配送物品
レトルトカレー、衛生用品、個人寄贈品、お米、おにぎり、他
みなさまの温かいご支援、ありがとうございます。