2011/03/19

3/19 今日の炊き出し 〜仙台市内〜

ふうどばんく東北AGAINの事務所前では震災後 

近隣の方々のために、毎日2回炊き出しを行っています。

今日作ったおにぎりは1360個。



炊き出し所に来られた人数は

昼73人、夜43人。

日に日に人数が減ってきています。

市内では、物流が回復してきており、

スーパー・コンビニでは大行列ですが、

並べばなんとか手に入るようです。

雪が降っている日には、

とても厳しかったことでしょう。

数時間並んで買えるのは1人10品までといった状況だそうです。

お金があっても買えないという状況です。





3/19 (土)仙台より 〜仙台市内〜

朝から天気も良く穏やかな気候。

東京からの支援品を品目別に小分けし、3部隊に分かれて

物資は、個人の方からの衛生用品が中心です。

現在は、衛生面の需要が高まっています。

仙台での協力団体・「ふうどばんく東北AGAIN」の通常の支援先に

現状確認と支援物資を提供しにいきました。



全5台の車で、仙台市、名取市、岩沼市、東松島市、加美郡へ配送。

避難所、児童養護、高齢者、障害者施設、ホテル、協力NPO等、16箇所に食品・生活物資を届けました。

全域的に電気は数日前から通っているものの

水道・ガスは依然不通の地域が多く、

被災後、一度も風呂に入れず、トイレなどの衛生環境も整っていません。

故に、衛生用のウエットティッシュの需要が高まっております。

IH調理器がある施設は、ようやく煮炊きができるようになったものの

そうでない施設は残り少ないプロパンガスを頼りにお湯を沸かしています。

もちろん次のプロパンガスの配送またはボンベの交換の目処は未定です。

私たちフードバンク以外にも市役所や他団体からの支援品配給もあるものの

十分な量ではありません。

一番の問題はガソリン不足。市内のガソリンスタンドは

どこも数kmの行列ができています。





各施設の食事は、大人は一日2食、児童施設の子供は3食。

1度の食事につき、おにぎり1個と漬物・お茶、

またはふかし芋、具なしの焼きそばなど節約が続きます。

不足しているのは、たんぱく質。

シーチキンや肉類などの缶詰を望む声が多くありました。

児童養護施設は物流が回復していないなか、
紙おむつと粉ミルクが足りない状況。

贅沢は言えないけれども、
そろそろ、おやつやジュースをあげたいという職員の皆さん。

高齢者施設のニーズでは介護用オムツとお尻拭き、ウェットティッシュ。

トイレットペーパーなどの消耗品はとりあえず2~3日の備蓄状況。




施設への物資供給は少しずつ改善されているものの

あるものと無いものが明確に分かれています。

望まれている物は温かい食事。

おにぎりも別のところで作っているので冷めていますし、

温かいものを出す、手段がありません。

連日続く寒さもありますが、心にも温かいものが喜ばれます。

東京から提供受ける支援物資を一次保管し、

適切に配送したいと模索していました。

不思議な縁が働き、

仙台市内の浄土宗寺院さんが場所を提供してくださいました。







ニーズが刻一刻と変化するなか、在庫を持つことによって、

必要なときに必要なものを届けることができます。

*本日の配送

配送地域

名取市、岩沼市、東松島市、加美郡、仙台市内

提供先数 

32箇所

配送物品

レトルトカレー、衛生用品、個人寄贈品、お米、おにぎり、他

みなさまの温かいご支援、ありがとうございます。




























3/18 (金)仙台より 〜気仙沼市〜

チャールズ理事長を隊長とする緊急支援隊は

17(金)11時に、浅草橋の事務所を4トン車に支援物資を満載し出発。

夜通し東北道を駆けて翌午前9時前に気仙沼市役所に到着。


緊急対策本部で市内の避難所の一覧と食料の配達状況を確認しました。
同行したのはフードバンク山梨のスタッフ塩澤 拓郎。

市内全域で固定電話・携帯電話ともに不通。

唯一、KDDIのみが市役所に電波等を設置し

au携帯のみ通信可能。


市役所の掲示板には避難先を記載した安否確認が

隅から隅まで貼り出されています。


市内の避難所は大小含め約100箇所。

市役所から徒歩でアクセスできる圏内の

1000人以上の規模の避難所を視察。

商店街は津波の被害で大打撃。

それでも、瓦礫だらけの店内を力強く整理する姿が

あちこちで見かけられました。






気仙沼市に寄せられる物資は旧青果市場の倉庫に集められます。

メディアでも盛んに放送されているいわゆる“メジャー”被災地の気仙沼には

この数日で物流が回復しぞくぞくと物資が集まっています。



このセンターを中心に宮城県トラック協会が各地の避難所に

配送していますが、慢性的なガソリン不足から

震災直後は日に2回あった配送が1回に減っているとのこと。

その中でも市街中心部から特に距離のある地域のうち

津波の被害が大きく孤立している唐桑半島地域に目的地を決め

向かいました。

津波の爪跡が深く残る入り江が続く海岸沿いの道を抜け



唐桑町の対策本部が置かれる唐桑総合支所に到着



町民の皆さんとリレー方式で物資を下ろしました。





今回の支援品は、パン、バナナ、レトルトカレー、米、水、

そして多くの個人支援者の皆さんから寄せられた

食品、生活用品です。

震災の被害にも負けず明るく力強い町民の皆さん。

ソーラン節を歌いながらのリレーはこちらも温かい気持ちになりました。

再訪を約束し、仙台のフードバンク本部に戻りました。

*本日の配送

配送地域

気仙沼市、名取市、岩沼市、亘里市、仙台市内

提供先数 

25箇所

配送物品

レトルトカレー、パン、個人寄贈品、お米、おにぎり他

みなさまの温かいご支援、ありがとうございます。

3/17(木)仙台より

セカンドハーベスト・ジャパン(2hj) の配島(はいじま)は14日(月) 20時に2hj事務所・東京浅草橋を1.5トン冷蔵車に食料と毛布を満載して出発、翌15日朝仙台に到着しました。以後、配島は仙台に駐在し、東京から運ばれる食料品・救援物資の受け取り、各被災地への配送、そのための情報収集を現地NPO法人と協力して(仙台にはふうどばんく東北AGAINがあります)行っています。
日々刻々と状況は変化していますので、この3日間の報告から最新のものより一部紹介します。昼間は逐次報告する時間がなく、深夜にその日の報告メールが送信されてきます。
なお、配島は現在、仙台青葉区のNPO法人ワンファミリーを拠点にしており、青葉区は電気・水道は使用できる状態です。2hjが送った秋元理事が運転する第2便の4t車が17日朝仙台に到着しています。

・・・・・・

朝7時に秋元さん到着。
物資を現地待機の5台にわけ、予定通り出発。
各地で状況確認しながらすべて配達終える。

印象としては、
行政の避難所には物資が集まりだしている。
そして避難所によって状況は全く違うということ。
入った瞬間に雰囲気が伝わってくる。

そして物流の回復とともに全国からの物資も続々と届いている。
1日2食 おにぎりとフルーツ、パンが1食の基本的な形。
ただ、温かい物がだせてないところが多い。

新たな情報は、
市内の福祉施設で食料、物資が買えない。
高齢者や障がいを持った人も買えない。
この辺りのスーパーは今でも長蛇の列。
寒さのなか買うまでに長時間待つ。
そして買えるのは、一人数点という状況
一般の人も大変だが、
そもそも彼らは並ぶことができない。
避難所にいるわけでないので、支援がない。
お金はあるが、物が買えないというところ。

こちらは雪が降っています。
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17日の食料・支援物資の届け先は名取市、塩釜市、南三陸町、七ヶ浜町、岩沼市をはじめとする10か所以上で行った。

2HJの4トントラックが東京から到着















こっちの車両からもおろします















みんなでおろす、おろす















左端2HJ理事長マクジルトン、中央2HJ配島















炊きだしで提供されたおにぎり、ワンファミリーにて















積み卸した物資、ワンファミリーにて















積んできた物資の数々、ご寄付いただいた
皆さまありがとうございます。
















雪の中、積み荷をみんなでおろします