2011/07/07

岩手での活動報告

私たちセカンドハーベスト・ジャパン(以下2HJ)は3月の後半より岩手県へも支援を行っています。現在は2週間に1度のペースで大船渡を中心に食品等の支援物資を運んでいます。
大船渡市内には2HJと連携を図りながら精力的に活動している団体が3つあります。

その1つが大船渡サポートネットワーク・センター(OSNCという地元の有志により結成された団体です。活動内容としては多様な支援物資の調達から配送、ボランティアの受け入れ、さらには定期的にイベントを企画して再び元気な大船渡の再生を目指しています。
529日に開催されたイベント「やっペし祭」には、なんと2,000人以上が集まりました。


フェイスペインティング「やっぺし祭」にて


7/10に開催されるイベント























OSNCメンバーと




















2つめは「さんさんの会
大船渡市内でイタリアンレストランを営むオーナーが中心となって毎日2,000食を作り、避難所や仮設住宅へ届けています。このオーナーが非常にユニークな人で多くの人を惹き付け活動に大きな広がりを見せています。今後、仮設住宅への入居が増える中で、食事を継続的に届けながらしっかりと見回り「高齢者の孤独死を防ぎたい」と熱く真剣に語ってくれました。

さんさんの会の活動拠点であるリアスホール



















厨房での食事作り


















さんさんの会メンバーと



















3つめは「All Hands
オールバンズは世界中で起こる自然災害の支援に特化したアメリカに母体がある非営利の団体です。日本での支援活動も、世界中から集まったボランティアが、大船渡市と陸前高田市を中心に瓦礫の撤去作業を日々行っています。自国ではない遠い日本の地で、地道に黙々と作業する姿に被災者はとても勇気づけられると言っていました。オールバンズを通じて、陸前高田市への食料の提供も行なっております。

避難所にて


















オールハンズの拠点にて


















私たちセカンドハーベスト・ジャパンはこの3団体との連携をさらに強化し、大船渡という地にフードバンク活動が生まれそして根付くことを目指しています。一過性の支援で終わることなく、現地主導型の継続可能な仕組みを作っていくことが中長期的に見て重要であると考えます。そのためにもさらに多くの地元の活動家/団体とつながっていけるよう2HJも歩み続けます。


多くの方々よりいただいた支援金はセカンドハーベスト・ジャパンを通して被災地への支援物資提供及びフードバンクシステムの構築のために活用させていただきます。