2012/06/01

本日6月1日19:30よりNHK「特報首都圏」放映です!

セカンドハーベスト・ジャパン広報の井出留美です。


いよいよ、あと数時間にせまってきました。


NHK「特報首都圏」の放映です。



番組では、放映時間中も、食やもったいない食べ物に関するご意見を募集しています。




NHK 特報首都圏

<番組名>
NHK 特報首都圏『“もったいない”をどう生かす 〜日本の食〜』


<放送日時>
6月1日(金) 19:30~19:55 NHK総合(放送地域:東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城・山梨・長野)
6月4日(月)15:15~15:40 NHK総合  全国放送:「ろーかる直送便」内で再放送


<内容>
食糧自給率が39%と先進国ワースト1位で、多くの食糧を輸入に頼ってきた日本。しかし毎年2千トンの食品を捨てている。その半分は「食べられるのに捨てる」食糧廃棄物だ。一方、貧困などで「食品を十分に食べていない」人は75万人。こうした中、「廃棄前の食品」を譲り受け、生活困窮者に橋渡しする「フードバンク」の取り組みが広がっている。日本の「食」の病巣をえぐり出し、解決策を探る。

2HJ石巻事務所の設置と生活復興支援


石巻報告第一弾より大変ご無沙汰しております。石巻支援担当の芝田です。
今回は昨年の11月以降の活動について報告します。

現在セカンドハーベスト・ジャパンは被災された方の中でも特に生活が困難または困窮されてしまったご家庭へ食品パッケージを提供することで、生活自立のための支援を行っております。

201110月までは在宅避難者を対象に津波被害が酷かった沿岸地域で物資配布会を行っていましたが、商店の復旧に伴い終了し、11月以降は支援が必要なご家庭に対し個別に対応できるようフェアトレード東北と共同で石巻事務所を開設しました。

今後も被災者に寄り添いながら生活が困難になってしまったご家庭の生活自立支援を長期にわたって行っていきます。

2hj石巻事務所 外観


この事務所では寄贈された食品をパッケージにするだけでなく、食糧支援希望者の受け付けや対象者(事務所まで来ることが可能な方)へのパッケージのお渡しを行っております。

事務所に来ることができない方へは配送を行っています。

パッケージの準備(受け渡し前の事務所)

事務所での受け渡しの様子


事務所内の様子。隣はフェアトレード東北


食品パッケージの一例

食糧支援を希望する方の背景は様々ですが、特に震災後失職し、再就職が困難な40代、50代世帯、母子・父子家庭や子育て世帯、高齢者夫婦世帯、高齢者の一人暮らし、二重ローンによる経済苦などが多く見受けられます。

支援している方の背景として下記のようなケースがあります。

p  ケース1:収入源は緊急雇用のアルバイト。郊外の仮設しか入れるところが無く、車が無いと移動が出来ないが自分は免許が無いため買い物にいけない。ここ数日何も食べていない。賞味期限切れでも何度もいいので食糧の支援をお願いしたい


p  ケース2:無職。失職してからは主人(50代)の失業保険が収入源だったが、給付は終了した。しかし就職活動は困難を極め、収入減がない。一階は津波で住めなくなり、二階で住んでいたが、最近やっと一階に何とか住めるようになった。しかし補修はまだ中途半端な状態で今後も補修が必要だが、それにかけられるお金が無い。


p  ケース350代後半。女性一人暮らし。週末のみのアルバイト。月の収入は数万円。郊外の仮設にいるため車はあるが、仕事に行くときにしか使わない。昨日は米を1合となりの仮設の方に借りた。生活保護の申請をしたが、車があるため却下された。


p  ケース4:震災後、職を失ってからの収入は緊急雇用のアルバイトのみ。毎日仕事があるわけではなく収入が不安定。貯金を切り崩して生活しているが、いつまでもつか分からない。

被災地では失業保険を受給されていた方々の多くは再就職ができないまま給付が終了となっています。

また、上記のケースにあるように非常に不安定な生活状況に置かれている方がおり、今後も増える状況にあります。

生活復興をなし得るためには「職」の確保が重要ですが、その「職」を得るまでの間の「食」の確保も重要であり、今後も食の支援が必要な状況です。

皆様のご協力よろしくお願いいたします。





2hjオフィス前やご近所さまへNHK出演のお知らせ!

セカンドハーベスト・ジャパン(2hj)広報の井出留美です。

毎週土曜日に、上野公園で炊き出し活動(スープキッチン)をおこなっています。

今日は、たくさんのボランティアさんに来ていただいて、明日の炊き出しの準備をしています。

そのオフィスの前で、NHK出演の告知ボードを出しました!

道行く人が目をとめて見てくださっています。

たくさんの方に、「もったいない食べ物」の問題を考えて頂けますように。

セカンドハーベスト・ジャパンのスタッフ一同、祈っております。


2012/05/31

6月1日NHK「特報首都圏」で「もったいないをどう活かす?」放映されます!

明日6月1日(金)19時30分から55分まで、NHK総合「特報首都圏」の特集番組「もったいないをどう活かす?」にセカンドハーベスト・ジャパンが登場します。

再放送は6月4日(月)15時15分から40分まで、全国放送です。

日本は、年間2272万トンの食料を捨てています。そのうち、まだ食べられる食品(食品ロス)が500〜900万トンと言われています。これは年間のコメ生産量(800万トン)と同じくらい、多い量です。キロ600円で換算すると、40兆円を超えてしまいます。

この食品ロスの発生を未然に防ぐ、ひとつの手段が、フードバンクです。

フードバンクは、もったいないをありがとうに変える活動。

まだ食べられるのに、包装の不具合や表示のミスなど、商品として流通できない食品を食品メーカーや小売店、農家からお預かりし、食べ物に困っている生活困窮者や施設に、無償で配分します。

この写真は、パン工場ではありません。まだ食べられるのに、捨てられる運命にあったパンです。


セカンドハーベスト・ジャパンがスーパーから毎日引き取り、生活困窮者支援施設や母子支援施設などに届けています。ここでは炊き出しのため、皆が手分けして梱包しています。ぜひ、NHK「特報首都圏」をご覧頂き、もったいない食べ物の存在について、考える機会にして頂ければ幸いです。